経済・投資 Money
リカード「経済学原理」を歩く-93 外国貿易-16
【コメント】2国間の貿易において、(生産費の変化によって)ある商品の価格差が縮小し、手形割引料(プレミアム)考慮後の利益が無くなると貿易のインセンティブはなくなる。 (訳) この英国の手形のプレミアムが輸入布の利益と等し […]
リカード「経済学原理」を歩く-92 外国貿易-15
【コメント】外国貿易における手形取引について述べる。物々交換の場合には、貨幣や金銀が2国間でやりとりされることはない。しかし、貿易収支不均衡の場合には、金銀が輸出されることになる。 (訳) もし、市場がポルトガルから英国 […]
リカード「経済学原理」を歩く-91 外国貿易-14
【コメント】リカードは、物々交換経済と貨幣経済の違いに着目する。ただし、マーチャントにとっては、実質相対価格が変化したとしても手形により負債が決済されればよいとする。 (訳) 英国でのワイン生産の改良の前に、英国でのワイ […]
リカード「経済学原理」を歩く-90 外国貿易-13
【コメント】リカードは比較優位、比較生産費説は厳密には、純粋交換経済、つまり物々交換経済において成り立つと述べていると解することができる。リカードの抜け目なさである。 (訳) 金銀は、一般に取引を媒介する通貨として選ばれ […]
リカード「経済学原理」を歩く-89 外国貿易-12
【コメント】リカードは、比較優位の説明にあたって資本、労働の国際間の移動が起こりにくい粘着的(sticky)な状況を想定している。今日、資本の移動はおおむね自由になったといってよい。ただし、労働は言語、カルチャー、生活習 […]
トークンとICOs (JAI Spring 20219)
オルタナティブ投資ジャーナル 2019年春号 ("The Journal of Alternative Investments" SPRING 2019)は、トークン(Tokens)とICOs(Initial Coin […]
ビッグデータと金融の未来 (SAJ Dec.2018読む)
証券アナリストジャーナルのバックナンバー2018年12月号に特集「ビッグデータと金融の未来」が掲載されている。 2つの意味 ビッグデータと金融というとき、その意味は、大きく次の2つに分けられるだろう。 第1は、巨大IT企 […]
アナリストの新たな分析視点-非財務情報 (SAJ Nov.2018読む)
証券アナリストジャーナルのバックナンバー2018年11月号に特集「アナリストの新たな分析視点-非財務情報の活用法」が掲載されている。 見えざる資産 背景には、2014年のスチュワードシップ・コード、2015年にコーポレー […]
PE投資(SAJ バックナンバーOct. 2018を読む)
証券アナリストジャーナルのバックナンバー2018年10月号に特集「プライベートエクイティ(PE)投資-日本における課題整理と解決に向けて-」が掲載されている。 機関投資家が注目するPE投資 PE投資を主として機関投資家の […]
先端的金融IT(SAJ May.2019を読む)
証券アナリストジャーナル2019年5月号に特集「先端的金融IT技術の応用」が掲載されている。 SAJでは、先端的金融IT技術の定義について触れていないが、フィンテック(Fintech)に含まれるものと考えて良いだろう。 […]