経済・投資 Money
リカード「経済学原理」を歩く-86 外国貿易-9
【コメント】比較優位説の説明。国際間の商品交換経済を前提にした比較生産費説と言った方がより適切だろう。 (訳) 同一国内では、利益は一般的にいって同じか、同じ水準にある。もし、ヨークシャーで使われた資本の利益がロンドンの […]
リカード「経済学原理」を歩く-85 外国貿易-8
【コメント】「交易による相互の利益というきずなに結ばれた文明世界を築くことになる」と国際分業、国際貿易の利益を説く (訳) 外国貿易について述べたことは、国内取引についてもあてはまる。利益率は労働の配分の改善、機械の発明 […]
リカード「経済学原理」を歩く-84 外国貿易-7
【コメント】賃金の下落によって利益率は改善しないと述べる。これは、リカードの議論の前提が、完全雇用経済であり、一般物価水準が賃金とパラレルに変化することを想定していると推定される。つまり実質賃金(W/P)は変化しない。そ […]
リカード「経済学原理」を歩く-83 外国貿易-6
【コメント】比較優位説の片りんが述べられる。「労働のより良い配分により、人々の幸福が高まる」という形をとる。外国貿易の利益のもともとの発想は、労働のより良い配分、である。 (訳) 機械をつかうことで、収入を生み出す商品の […]
リカード「経済学原理」を歩く-82 外国貿易-5
【コメント】外国貿易による資本蓄積への効果 (訳) 資本の蓄積の仕方には2通りある。収入の増加によるか、支出の減少である。もし、利益が1000ポンドから1200ポンドになり、支出が同じままだとすると、以前より毎年200ポ […]
リカード「経済学原理」を歩く-81 外国貿易-4
【コメント】リカードは、外国貿易について価値の面からの説明を続ける。ここで注目すべきは、リカードが貨幣を媒介にして貿易ではなく、物々交換、言い換えれば純粋交換経済を想定していることである。これもリカードの抜け目なさ、論理 […]
経済短歌 - 10連休の愚 Shilly Golden Week for investors
1. 十連休 祝日増やし よしとすは 投資の遅れ 世界にさらす Ten consecuitive holidays - What a shame shown to the world Japan's backwardne […]
リカード「経済学原理」を歩く-80 外国貿易-3
【コメント】土地の本源的価値と労働価値説に基づいた、外国貿易論が展開される。需要が一定とすれば、外国商品の価格の方が低い場合には、本質的には、より少ない英国の土地と労働の価値と交換に外国商品を得ることができる。あまった土 […]
リカード「経済学原理」を歩く-79 外国貿易-2
【コメント】利益率均等の法則の説明が続く・・・ (訳) 外国貿易で特定の商人が大きな利益を上げる場合がある。それは、その国の一般的な利益率を高め、他の用途から、新しく有利な用途に資本が転用されるだろう。一般的な価格は上昇 […]
リカード「経済学原理」を歩く-78 外国貿易-1
【コメント】いよいよ今も輝きを失わないリカードの比較優位説が説かれる「外国貿易」の章だ。リカードはまず、労働価値説から入る。つまり、外国貿易がおこなわれたからといって、その国の生み出す価値が増えるわけではない、と切り出す […]