経済学古典を歩く Walking Economics Classics

経済・投資 Money
リカード「経済学原理」を歩く-79 外国貿易-2

【コメント】利益率均等の法則の説明が続く・・・ (訳) 外国貿易で特定の商人が大きな利益を上げる場合がある。それは、その国の一般的な利益率を高め、他の用途から、新しく有利な用途に資本が転用されるだろう。一般的な価格は上昇 […]

続きを読む
経済・投資 Money
リカード「経済学原理」を歩く-78 外国貿易-1

【コメント】いよいよ今も輝きを失わないリカードの比較優位説が説かれる「外国貿易」の章だ。リカードはまず、労働価値説から入る。つまり、外国貿易がおこなわれたからといって、その国の生み出す価値が増えるわけではない、と切り出す […]

続きを読む
経済・投資 Money
リカード「経済学原理」を歩く-77 利益-16

【コメント】リカードは賃金の上昇が商品の名目価格を上昇させないと議論を展開する。また、仮に商品価格が上昇したとしても、それは貨幣価値の下落をもたらすのみであって、両者に実質的な差異はないと主張する。結果的には、賃金の上昇 […]

続きを読む
経済・投資 Money
リカード「経済学原理」を歩く-76 利益-15

【コメント】リカードの分配論は農業経済を前提にしたものとの感が強い。これは、先に述べたようにリカードが限界概念(微分法)を経済学にもたらした革新性と比べると、時代の制約を感じざるを得ない。もっとも、リカードの理性は、プリ […]

続きを読む
経済学古典を歩く Walking Economics Classics
リカード「経済学原理」を歩く-75 利益-14

【コメント】リカードは収穫逓減の原則が支配する中での分配論を展開する。そして、地主のみがその配分を高めて利得者となると述べる。これは土地の相対的稀少性を前提にした論理的帰結であるといってよいだろう。 しかし、これはかなり […]

続きを読む
経済学古典を歩く Walking Economics Classics
リカード「経済学原理」を歩く-74 利益-13

【コメント】リカードは利益最大化条件(限界収入=限界費用)を数値例を使って粗野に説明している。その本質は微分法である。数式は使っていないが、ここにあるのは、まさしく微分法による限界概念にほかならない。リカードは実践的経済 […]

続きを読む
経済学古典を歩く Walking Economics Classics
リカード「経済学原理」を歩く-73 利益-12

【コメント】利益率減少の陰鬱な数値例の説明が続く。完全競争市場では、利益は生じないことを示している。これは経営戦略はもちろん、株価評価にも示唆的である。つまり、利益率は参入障壁の高さの関数なのである。 (訳) 計算で示そ […]

続きを読む
経済学古典を歩く Walking Economics Classics
リカード「経済学原理」を歩く-72 利益-11

【コメント】数値例がつづく。利益最大化生産量のとき、限界収入と限界費用が等しくなり、限界利益はゼロになる。限界収入の配分は地主(地代)と労働者(賃金)となり、特に地主への配分が大きくなる。地主への配分が逓増するというのは […]

続きを読む
経済学古典を歩く Walking Economics Classics
リカード「経済学原理」を歩く-71 利益-10

【コメント】資本の限界効率の逓減の原則が述べられる (訳) 価格は常に市場の需要と供給の状況によって変化する。布が1ヤード当り40シリングで供給されたときに、一般的な資本の利益が得られたとする。しかし、需要が流行の変化、 […]

続きを読む
経済学古典を歩く Walking Economics Classics
リカード「経済学原理」を歩く-70 利益-9

【コメント】資本利益率の一般的水準への収束過程について述べている。粗野な形で表現されている。実践的な経済学を身につける上では、あまりエレガントな数式でわかった気になるより良いのではないか、と思う。 経済学の古典を読むとは […]

続きを読む