経済学古典を歩く Walking Economics Classics
経済短歌: 経済学古典を読む意味 Why Reading Economics Classics - Leading to Value Investing
経済短歌 Economics Tanka 経済の 古典を読むは 真(まこと)なる エコノミストの 視点得(う)ること Reading Economics Classics Is to Know and Gain True […]
リカード「経済学原理」を歩く-135 十分の一税(Tithes)-4 平衡税
【コメント】国内産布に課税されると、課税されない輸入布がより安くなり、需要される。資本は布の生産から他の商品の生産に向かうだろう。輸入布が課税される(平衡税)と国内産布が需要される。しかし、いずれにしても国内生産者は課税 […]
リカード「経済学原理」を歩く-134 十分の一税(Tithes)-3 従量税の問題点
【コメント】リカードは、十分の一税のような従量税は、生産量の拡大にともなって純所得に対する比重を増すため、生産者階級の分け前を減少させる。それは、また輸入奨励金として作用するため、土地への需要を減少させ、地主にとっても重 […]
リカード「経済学原理」を歩く-133 十分の一税(Tithes)-2 反対する理由
【コメント】リカードは、十分の一税は、貨幣地代に影響を与えないが、穀物地代には大きな影響を与えるとし、十分の一税に反対する。その理由は、それが恒久的、固定的税ではなく、穀物生産の困難さに伴い増加する、というものだ。生産に […]
リカード「経済学原理」を歩く-132 十分の一税(Tithes)-1 消費者に転嫁される
【コメント】十分の一税(Tithes)とは、生産物に課税される。現在では廃止されている。リカードは、十分の一税は、生産物への課税と同様、消費者に転嫁され、農業者は通常の利益を得ることができる、とする。 (訳) 第11章 […]
リカード「経済学原理」を歩く-131 地代への課税-3 地代の内訳
【コメント】地代という名目で、賃借人から地主に支払われる報酬には、土地の使用に対するものと、建物等のストックやその改善に対するものがある。地代に課税される場合、前者のみが地主に課されるものであり、後者は、消費者に課される […]
リカード「経済学原理」を歩く-130 地代への課税-2 生産を阻害
【コメント】リカードは、地代に課される税金は、地主の利益への課税ともいえるもので、それは生産を妨げることになる、とする。そして、課税分だけ生産物価格が上昇しなければ、生産されないことになるため、結局のところ生産物価格が上 […]
リカード「経済学原理」を歩く-129 地代への課税-1 地主がすべて負担
【コメント】地代への課税は、すべて地主が負担し、他に転嫁されることはないし、地代に課税されたからといって、地代を引き上げることはできない、生産物の価格を引き上げることもない、とする。地代に課税されても、差額地代に変化は生 […]
リカード「経済学原理」を歩く-128 生産物への課税-17 比較生産費は変らない
【コメント】リカードは、(生産物への課税による)商品価格の上昇は、外国貿易において、自国商品を比較劣位におくことはない、とする。比較生産費説に立った考え方であるといってよいだろう。 (訳) 自国の商品価格の上昇は、時に輸 […]
リカード「経済学原理」を歩く-127 生産物への課税-16 最適な資本の配分を妨げる
【コメント】リカードは、生産物への課税で、資本の最適な配分が妨げられる、と説く。自然価格の形成がそこなわれるからである。 (訳) この主題の考察を単純化するために、原材料の価値の上昇は、同じ比率ですべての国内の商品に影響 […]